神高教シニア運動    交流集会                              
  日 時:2009年11月7日(土) 14:00〜16:00
   場 所:高校教育会館地下会議室

      『こんなこと、話し合ってみませんか』
  ☆ 再任用・非常勤という働き方
     ・沢山の方が、退職後”再任用””非常勤講師”として働いています。
     ・勤務態様や条件、職場での意思疎通に問題はないでしょうか?
     ・公務員の”非正規雇用拡大”の視点からは?
  ☆ それぞれのシニアライフ
     ・職場を離れても、人生はこれから、シニア生活を充実したものにしたいものです。
      仕事・趣味・ボランティア・地域活動・組合活動・・・に
    ・世間と疎遠になり、人との繋がりが少なくなりがちといわれます。
      退職者会・友の会(高校年金・公立学校共済・・・)医療互助会(厚生福利振興会)・・・に
     ・年金・医療・介護や税金など身近な必要情報が案外わからないことも多い。
      年金需給要件・医療保険制度・介護の実際・確定申告・相続・・・手続き結構面倒
神高教シニア運動「第1回交流集会」

日時 09年11月7日(土)14時〜16時
場所 高校教育会館会議室
参加者 20名

 三橋副代表の司会で地代所代表の挨拶に続いて参加者全員の自己紹介から始まった。

【話題1】は「再任用、非常勤の雇用のあり方について」であった。再任用2年目で40時間勤務、学級担任もしている井関氏より「意向調書」提出から再任用決定までの手順について、自身の経験を踏まえて話があった。
<主な意見>
☆20時間勤務の給与が手取りで相当目減りしているのは、住民税が前年度所得で課税されているせいだと思われる。
☆非常勤職員が「忌引き」がとれない問題は、全庁的な問題として今までは門前払いであった。
☆非常勤職員は「特別休暇」という制度がないため「新型インフルエンザ」等で対処できない状況がある。
☆「年金一元化」の問題は29時間以下の勤務者には影響が出てくるのではないだろうか。
☆30時間勤務は待遇面で一番有利なので希望者が多いが、実際の現場ではフルタイム(40時間)が欲しいようだ。
☆短期雇用の労働者が民間で増加しているのと同様に教員にも再雇用や臨任、非常勤が増加している。特に定時制ではその比率が高い。定年後の再雇用についても、「短期雇用労働者の問題」としての視点がなければならない。
等々の意見が出された。

 神高教執行部の佐藤書記長が分会代表者会議を終えて途中から参加して、非常勤勤務の特別休暇について県労連闘争で「非常勤職員の忌引・療養休暇について国に準じて拡大したい」との回答を得ているとの話などをしながら最後まで討論に参加した。(*)

【話題2】は横山氏から、「ワーキングプア」の現状についての報告があった。「非正規労働者支援基金」がスタートしてから半年がたち、この間の裁判費用の貸付、生活保護申請同行サポートや破産処理支援・住居確保の支援などの活動報告、労働相談の現状、公務員労働現場の非正規労働者(官製ワーキングプア)の現状報告や今後、相談・支援活動の輪を広げていくために「労働・社会保障事例研究会」を開催していくとの報告があった。

(*)県との決着メモ(09.11.5)によると

 ・6ヶ月以上勤務している非常勤職員の忌引休暇については、2010年4月1日から常勤職員と同様に取り扱う。
 ・非常勤職員の療養休暇については、6ヶ月以上勤務している職員に拡大し、2010年4月1日から適用する。
 ・任用期間が6ヶ月以上の非常勤職員について、3日の範囲内で夏季職専免が取得できるものとし、2010年から実施する。
  となった。

今年は2回目として以下の日程で開催されました。

■再雇用とシニアライフ ■

日  時:2010年11月6日(土)15:00〜17:00
場  所: 高校教育会館地下会議室

参加者 23名

三橋副代表の司会と執行部から佐藤副委員長の参加で始まり、参加者の自己紹介と現在の状況等を話され、「現役を退くとなかなか声が出なくなった」とか、「散歩の途中、畑の真ん中で声を出す練習をしている」などの話、あるいは年金だけで生活ができるかどうかなどざっくばらんな話に花が咲いた。

3回交流会   退職予定者交えて開かれる!!

 1112日(土)、高校教育会館会議室で第3回神高教シニア運動交流会が、来春に退職を予定している方8名を含め総勢20名の参加で開かれた。

神高教シニア運動副代表・三橋さんの挨拶

 シニア運動の活動も5年を経過し、交流会も第3回を数える事になります。今回始めて現職の退職予定者をお迎えして、退職前の心配や不安の多い時期に何かアドバイスできないかとの思いから開催する事にいたしました。

神高教書記長・佐藤さん(来賓)の挨拶

 シニアの方々には、反原発集会・教研集会・憲法集会への参加など、現職の動きが鈍い中でも活発に活動され、ありがたく思っています。また、ライフプランセミナーでも協力いただいています。

 現在闘われている年末闘争では、55才超の職員の給与削減が狙われ、また「給与構造改革に伴う経過措置(いわゆる現給保障)の廃止という攻撃が行われています。

 高教組は、再任用者の特勤手当てが勤務の割り振りによっては切られてしまう実態への闘いなど、再任用者を含め臨任・非常勤職員の待遇改善に全力をあげて取り組んでいます。

日退教書記局次長・竹田さんの講演 “「社会保障と税の一体改革」で私達の生活は?
  年金改革の動向

  

 政府の「社会保障と税の一体改革案」が2011年630日に発表され、社会保障審議会・年金部会が年内取りまとめを目標に審議を開始している。2015年を目途とする内容なので当面の改革に過ぎず抜本的なものではない。しかし、様々な問題点があるので皆さんにも考えていただきたい。

配布した資料「社会保障改革の具体策、工程および費用試算」では社会保障制度の充実、重点化・効率化、工程が示され、2015年度には約27兆円程度必要となる事が説明され、その財源として5%の消費税増税が社会保障改革の安定財源確保のために必要と説明している。

主な具体策を拾ってみると

1.子供・子育ての分野では「総合的な子育て支援の充実の結果、女性の就業率や保育従業者の増加が見込める。

2.医療・介護の分野では、地域の実情に応じた医療・介護サービスの機能強化と称して診療報酬・介護報酬の体系的見直しをうたい、効率的・重点化のために平均的在院日数(入院日数)を減らす計画である。また、受診時に患者から定額負担(その都度100円)を取る事も明らかになっている。

3.年金分野では、いわゆるスウェーデン方式=所得比例年金に立脚して、最低保障年金を組み合わせて7万円以上の年金を受給できる制度を提案している。

   レジュメにあるように、現在は3人の現役が1人の年金生活者を支えている「騎馬線型」だが、55年には1人で1人を支える「肩車型」になってしまう。この状況の解決のために消費税が考えられている。

   また、すでに社会保障審議会・年金部会の審議は一巡目を終了し二巡目に入っているが、法案化の動きはほとんどつぶれている状況である。

   支給開始年齢の引き上げ、厚生年金と共済年金の一体化などは来年度は無理との政府発表がある。パート労働者の厚生年 金適用拡大も、企業側の反対が強く難しい状況。しかし、物価の下落に合わせ引き下げるべきだった給付額の減額はやろうとしている。また、財界の要望の強い労働力人口の増減などで年金支給額を調整する「マクロ経済スライド」については、すぐにまとまりそうもないが心配である。

  いずれにせよ、これまでは年金は減額されないものだったが、これからは減額される形にしたいことは明白である。

  最後に、総務省が出した高齢者世帯の生計費と基礎年金の給付水準(いわゆる平均モデル)と若い世代が年金をどのくらいもらえるかという財政再計算表を資料としてお配りした。とても当てにできるものではないが議論の参考にしていただきたい。

意見交流

テーマ T. 再任用・非常勤と言う働き方(退職予定者の人たちに伝えたい事)

再任用経験者・赤坂さん

初めて再任用の申し出をするまでに希望の働き方を十分に考えておいて、校長面接の時には何しろはっきり希望を伝える事が大切です。県教委は「選考する」という考えに立ち、将棋の駒のように私達をあつかっていると思います。たとえば、40時間働いて欲しいといったり、担任を持たせたり、内示が出て赴任先に行って始めて勤務内容がわかったりすることなどです。
新しい勤務先でも、しっかり授業内容の確認をしたり、持ち時間の希望も伝えましょう。もちろん人間関係が悪くならないよう気を使いながらですが。相手先に出向いたら既に持ち時間や持ち科目も決まってしまっていて、授業の準備やテスト採点など、とてつもなく苦労した話が結構あります。
退職前の時期はとてもあわただしく、早めの準備をお勧めします。身の回り品の整理と準備、財形・年金・健康保険などもろもろの整理や手続き、新しい勤務先までの交通費の確認、給与口座の準備など色々です。
いよいよ新任地に赴任したら、職場のルールや人間関係、地域の状況、教えた事のない授業、大変そうな子供達などなど、新しい体験を楽しみましょう。学期が進むにつれ、遠慮がちだった発言も本音が言えたり、職員会議でつい意見を言ったりするようにもなります。それにしても総括教諭制度、企画会議やグループ体制によって働きにくくなった事を実感します。
また、臨時任用や非常勤の人たちの不安定な立場(身分)から生まれる言いようのないストレスをわが身の事として判るようになりました。
私は20h勤務を選択してきたので自分のための時間を持つことが出来て、ある意味「自分のために働く」という本来の労働を楽しんでいます。

非常勤講師経験者・渡辺さん

学校行事(文化祭)にともなっての勤務の割り振りで困った経験をしました。文化祭が土曜・日曜と開催され、火・水曜が代休というケースでした。私自身の授業は火曜日の午前中です。
管理職は「ほとんどの人が火・水曜が学校全体の振替日なのだから、あなたも土・日曜に勤務すべきだ」というのです。しかし、当然個々人の都合もあるわけで、土・日に勤務する必要はなく、火曜に出勤すれば良いのが原則です。
私は、土・日に勤務せず、月曜の午後に勤務をしましたが、管理職から欠勤だと言われました。管理職は非常に不勉強です。各学校には“非常勤講師の皆さんへ”という県教委発行の文書が置いてあり、「もともとの時間割のところが勤務時間」とはっきり明示しています。管理職は間違いを認めました。
組合の“臨任・非常勤・再任用者の賃金・権利手帳”の.P14Q6にもその対応が示されているので是非読んでみて下さい。

参加者の意見交流
・20h勤務で、12hもの授業があてがわれてしまった場合、どんな対応ができますか。
・事前に自分の希望をしっかり伝えておくことが大切です。
・出来ること、出来ないことを伝えて、直せるものは直してもらうよう努めましょう。

・根本には、職場の忙しさやシステム上の問題があるので、組合としても対応してもらえればと思います。

・現役世代の問題もあると思われます。シニアと協力して解決の道筋を追求したいと考えています。

・専任の時には気づかなかったが、非常勤の働き方をみんなで理解していく必要がある。非正規職員が3割もいる現状の中で、臨任を長期に続ける人もいます。年休も少なく欠勤になりやすい。待遇改善の必要性はとても大きい。

・県の非常勤職員は任用1ヶ月経過後から年休が取れるよう改善できた。学校の非常勤講師についても、来年度から改善できる方向で闘っています。

テーマ U. それぞれのシニアライフ

・“年金だけで生活していけるのか?”ということがシニア運動の役員会でも話題になっています。皆さんの率直なご意見をお聞きしたいと思います。

・退職後、再任用などもせず年金だけで暮らしているが、生活費を10万くらいに抑え、残り5万位を様々な支出に当てている。毎月2万くらいの赤字が出ているので、退職金から補填している。旅行など一時的なものを含め1年に100万円くらい取り崩している。結論としては、年金だけでは生活できません!!

・来年退職の人は年金支給が16万円なので、とても生活は出来ないでしょう。全額22万円が支給され、自宅があり、ローンがないなら何とかやっていける。実際には、個人年金などをプラスして何とか生活できていると言うところではないですか。

・63歳。孫が次々に生まれ、まるで保育士のような生活をしています。年金だけなので旅行・外食はほとんど行けません。飢えることはないが、ほとんど余裕がありません。家のリフォームが必要になって家探しをした際、単身・女性・老齢者には民間はどこも貸してくれませんでした。

・共働きだったので、2人とも年金が支給されています。また非常勤での仕事もしているので、月に30万くらいは使えます。国内・海外とも旅行は結構行かれるので、皆さんの話には申し訳ないくらいです。やはり女性も働き続ける大切さを実感しています。健康にも恵まれ、老後は充実しているといえます。

・シニア運動についてご紹介したいと思います。退職6年目ですが、その後シニア運動が出来ました。また、校長も含めた退職者会という親睦団体もあります。

1. 高教組運動を支えることが目的の一つです。教研集会や様々な動員に協力しています。入会金は3000円(生涯)で高教組から出してもらっています。

2. 会報の発行やインターネットのホームページを作っています。

3. 総会、交流会を開催しています。話題は、年金だけで暮らしていけるのか、介護、病気など様々です。

4. 動員も割り当てがないし、非常勤講師は地方公務員法の縛りもないので、好きなときに好きな活動が出来ます。今後も、シニアは増えて、現役組合員は減る方向です。シニア運動の役員は70歳までです。

5. 上部団体は日退教(事務局次長は竹田さん)です。民間も含む神奈川シニア連合にも参加しています。

6. これからの運動の方向性として、“仲間の助け合い=介護や子育て”の協力関係が作れないか検討しています。
閉会後の懇談

・60歳は身体をいたわる年齢だと思います。退職の年に、心身共に苦しくなりました。退職後6年間、再任用もせず母親の介護で毎月帰郷するなど忙しく過ごしています。平均年齢70歳のバレーボールチームを率いてがんばっています。