活動方針
1.いま私たちは
 戦後廃嘘の中から立ちあがり作った憲法・教育基本法は、この社会の骨格を成しています。しかしその精神に基づき目指した社会や教育は、私たちが積み重ねてきた努力にもかかわらず、その方向とは異なる様相が強まっています。
 そして今、憲法・教育基本法の改悪の動きが強まっています。特にこの大きな「変革」の流れの中で、今、教育現場も混乱しています。 日の丸・君が代」の強制など、統制支配が強められる実態からこの改悪の方向を見ることもできます。 これらの動きに抗して、「教え子を再び 戦場に送るな」のスローガンの実現をはからなくてはなりません。
 神奈川の高校教育現場は、2004年度入試から実施された学区撤廃・全県一学区制度に代表されるように高校教育全般にわたり大きな変革を見ています。加えて形式的な勤務を強いる服務規律厳守や、成果主義導入の動きは、教育活動本来のあり方を危めることになり かねません。 神高教の目指す「希望する全ての子どもに高校教育を」の道筋を確固たるものにするため、教育に関わる者・関わってきた者みんなの力の結集が求められています。
 また、退職後の教職員を取りまく状況は、年金・医療・介護など直接生活に関係する面でも厳しい改変が進められようとしています。その場に今まさに直面している者とこれからその状況に到達する者が一緒に、あるべき方向を見出す努力も必要です。 さらに、ある時は柔らかなつながりも必要な時があるかもしれません。
 このような中で発足した「神高教シニア運動は、退職者組合員がゆるやかなネットワークをつくり、現役時代の助け合いの絆も切ることなく、会員自身の諸課題と神高教の運動のサポートをしつつ、全国・地域の仲間とも連帯して活動を進めることとします。

2.具体的な活動
 (1)組織拡大・充実、組織体制の整備を目指す。
    @既退職者への加入の働きかけを行う。
    A事務局体制を整備し、連絡体制を整備し教宣活動を行う。
 (2)神高教・上部団体の活動方針を踏まえて諸活動を行う。
    @憲法・教育基本法改悪反対などのとりくみを行う。
    A年金・医療・介護などの諸課題解決に向けての活動を行う。’
    B神奈川の教育問題など諸課題解決に向けての活動を行う。
    C日教組退職者会・連合神奈川退職者会などの運動に参加する。
    Dその他社会的公正活動を行う。
 (3)会員の交流・親睦・助け合い‘福利厚生活動を行う。