神高教シニア運動で社会保障制度の確立を 会員・現職の課題解決を目指し運動へ参加しよう
小泉・安倍政権で高齢者は「介護・医療・年金」保険料の弓|上げ、「高齢者所得・年金などの控除」削減など社会保障制度の改悪・剥奪などで徹底的にいじめられてきました。ここで75歳以上を対象とする「後期高齢者医療制度」がスタートし新たな負担増が強いられようとしています。

このように社会保障制度が後退を続ける中で、高齢者の結集が必要であることや、退職後も「仲間同士の交流や助け合いが重要である」ことが全国的に提唱されてきました。
この間、多くの労働組合のシニア組織は「全国退職者連合」に結集し、年金制度、医療制度、介護保険などの社会保障制度にかかわる課題などに対して積極的な運動を展開してきました。
  団塊の世代の大量の退職者を迎えようとする時期、神高教シニア運動は、2006年5月27曰第1回定期大会を開催して、規約・役員の決定、弓|続き06年度運動方針を決定するなどして発足しました。神高教の支持・連帯の中で発足した神高教シニア運動は、その運動の目的を「この会は、神高教とともに会員相互の生活の安定を図り退職者にかかる諸問題の解決のため運動を進める。また、神高教運動の前進及び社会的公正の実現を目指す」としています。
3年目を迎えようとしている神高教シニア運動は400名以上の会員になっています。2007年度末神高教組合員で定年退職の方は、140名程度、これに加えて勧奨の方が相当程度と推察されます。神高教退職の方は、全員神高教シニア運動へ参加いただくこととなっております。今後毎年の神高教退職者が参加する事となりますので組織的な発展は十分に展望できる所にあります。これまで「教育基本法改悪反対運動」などの国会包囲行動など現職の組合員が参加し難い勤務時間内の行動といったことや高齢者にかかわる政策制度要求の取り組みを全国のシニア組織の仲間とともに取り組んできました。また、これからの平和運動を担う若い人への支援として「高校生平和大使派遣」へのカンパの取り組みも行っています。
  これからは退職者パワーをもって退職者および 現役世代との共通した課題を追求し、全ての働く 人々が安心して生活が送れるよう運動を進めてゆきましょう。



ピンピンコロリは難しい

−五者合同学習会報告一

 昨年10月17曰に第14回五者(日教組・全国退女教・曰退教・教職員共済生協・曰本教職員相互共済会)合同学習会が開催された。
 「教育の国家統制に反対し、憲法「改正」阻止」「安心と信頼公的年金制度の確立」「医療・介護保険制度の抜本改革の実現」などの基調報告の後に、【講演1脳の健康】で塚本泰さんから「ピンピンコロリと言うが、コロリとなるのは難しい。質の良い生活を送るために認知症にならないために、予防と治療のために脳ドックを受けよう」との話があった。続いて【講演2医療改革関連法の成立を受けて】と4月から導入される「後期高齢者医療保険」を中心とした朝曰俊弘さんの話があった。この後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者が国民健康保険や組合健康保険などから抜けて、この制度に入ることになる。新制度は都道府県ごとの広域連合が運営主体となり、全市区町村が加入する。同時に一般的な所得の70から74歳の窓□負担が1割から2割に上がる。75歳以上は1割のままだが、現在、扶養家族で保険料負担がない人も、75歳以上の全高齢者が全国平均で月6,200円程度の保険料を払うことになります。


−政府・与党の「高齢者医療制度凍結」に騙されないで−


政府.与党は、参議院の選挙の敗北を受けて、@08年4月からの70歳〜74歳の自己負担増(1割から2割)を1年間凍結する。A後期高齢者の扶養者になっている人の新しく徴収する保険料を4月から9月まで凍結し、10月から6ヶ月間は本来負担額の1割とするという凍結案を決定しました。これは後期高齢者1200万人のうち200万人しか該当しません。こうしたことを十分に国民に知せないから、実施全体が凍結になると思っている人が少なからず存在しています。特に、後期高齢者で配偶者が74歳以下(国民健康保険加入)の人は負担が大幅に増えます。政府・与党の宣伝に騙されないで、高齢者福祉の増進の運動を続けましょう。


―新潟県中越沖地震へ
10, 000円のカンパー



2
007年7月16曰に発生した中越沖地震に対して新潟県退職教職員連絡協議会等からカンパの要請がありました。神高教シニア運動はその要請を受けて10,000円のカンパをしました。



2007年12月18日

各都道府県・高退教会長


日本退職教職員協議会
   兼
新潟県退顧教職員連絡協議会

   谷
新潟県高等学校退職者の会
 

新潟県中越沖地震の義援金カンパのお礼

「偽」の漢字が選ばれる二○○七年となりましたが、各位におかれましてはご健勝にてお過ごしのことと思います。

 七月十三日に発生しました中越沖地展の義援金カンパをお願いしましたところ、ご多忙の中にもかかわらず、また、三年前の中越地震発生時でも義援金カンパをお願いしましたにもかかわらず、各単会のご尽力によりまして会員の皆様から心のこもった多額の義援金カンパをお寄せいただきましたことに心から厚くお礼を申し上げます。
 会貝の中には、中越地震、中越沖地震の二度にわたって被災された会員、復興の目処が立たない会員、仮設住宅暮らしを強いられている会員もおりますが、全国の皆様からお寄せいただきました心のこもった義援金カンパに勇気づけられるものと思います。
 義援金カンパにお取り組みいただきましたことにお礼を申し上げますとともに、貴会のますますのご発展を祈念いたします

−署名活動に積極的な取り組み−

「公的年金制度、医療保険制度の充実および税制改正を求める署名」を皆さんにお願いしたところ、5名連記の署名用紙が十数名の方から郵送されてきました。「曰退教」を通じて政府に届けました。


神奈川シニア連合
高齢者安心して暮らせる地域社会目指して

第16回定期総会開催される

神奈川シニア連合第16回総会が2007年11月30曰、ワークピア横浜で開催されました。本総会は神奈川シニア連合結成15周年という記念総会でもありました。「安心・信頼の社会保障制度を確立しよう」とのスローガンのもとにこの1年間活動してきましたが小泉政権からの「社会保障給付費」削減の中で高齢者の年金、医療、介護などの社会保障制度がますます厳しい状況におかれています。
 総会ではこのような状況を何としても打破していこうと組織の拡充強化を図り、団結の輪を広め、現職との連帯を強める中で「平和で豊かな、安心して暮らせる社会の実現」に向かって、これからも粘り強く闘いぬくことを確認しました。

―「高校生平和大使」派遣カンパに10万円―

国連に「高校生平和大使」を派遣する取り組みは、1998年に長崎の高校生が中心となり「被爆地の願いを世界に」を目的にはじまりました。神奈川では、神高教が中心となり2005年から高校生平和大使を選出し国連に送る運動に取り組みました。毎年20人を超える応募者がありその中から大使・随行員の2人が選出されています。選出されなかった応募者もみな、この運動に共感する高校生です。より多くの応募者が大使・随行員となれるよう、また応募者全員が何らかの形でこの運動に参加できるよう運動を進めることが大切です。若い高校生が「平和について考え行動すること」を私たち大人が支援することが重要であるとしてカンパを要請しました。50名の方々から郵便振替で87,500円のカンパが寄せられました。シニア運動の一般会計からの支出を加え100,000円をこの事業にカンパしました。カンパを寄せられた皆さん!ありがとうございました。


−シニア運動「運営費」にもl02、OOO円のカンパー
「高校生平和大使」派遣カンパの要請時に、シニア運動「運営費」のカンパも併せてお願いしました。08年2月末で102,000円のカンパが寄せられています。 今後のシニア運動の活動に使わせていただきます。具体的な活動については5月開催予定の総会で提起させていただきます。
カンパを寄せられた皆さん!ありがとうございました。



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「沖縄ショップがじゅまる」

―ただいま奮闘中―

也(04・舞岡高

歳で退職して、沖縄ショップを始めました。
 
49歳の私に「シニアライフ」を語る資格があるのかとも思いましたが、せっかくの執筆依頼なので、皆様に近況をお知らせすることにしました。ここ数年沖縄を訪れる人は史上最多を続け、テレビでは連日沖縄の魅力を伝えています。しかし、注目されるのは自然と食と音楽ばかり。 墓地の過重負担などの「沖縄差別」が話題になることがありますが、本土の多くの人は沖縄を差別しているつもりはなく、沖縄の歴史と現状を知らないだけなのだと思います。知れば考えてくれる。沖縄の魅力を伝え、歴史と現状も伝えたい−そう考えてこの店を始めました。
店の名は沖縄に自生するガジュマルからとりました。
 枝から垂れた気根が地面に達すると幹のように太くなり、枝は四方八方に伸びていきます。ガジュマルの木陰は、子どもたちの遊び場であり、人々の憩いの場です。ガジュマルに棲む妖精キジムナーとともに沖縄の人々に愛されています。
生活に疲れた人が沖縄の雰囲気に浸り、少し元気になって帰っていく−そんな店にしたいと思って「がじゅまる」という名をつけました。
営業は正午からですが、食品だけでなく、酒・工芸品・書籍・ CD・DVDも置き、情報コーナーもあるので、けっこう忙しい毎曰です。
 商品情報を収集し、仕入先を探して注文。商品に直札を貼って陳列。賞味期限が近づいたら値引きし、売れ残りを処分。沖縄タイムズと琉球新報の記事を切り抜き、沖縄関係のテレビ番組を録画。お客様に渡す「がじゆまる便り」、公式ホームページとネットショップのホームページをときどき更新。もちろん、と
きには接客も
売上は上向きですが、いまだに大赤字。多くの人に支えられながら、一人で奮闘中です