日退教結成40周年記念交流会 2013年9・15全国高齢・退職者集会に参加して
日退教結成40周年記念交流懇親会が日本教育会館で竹田事務局長(元神高教委員長・今年度6月事務局長就任)司会のもと開かれました。各県の代表の方々、最高齢は90歳の元気な方でした。「日教組魂」をもって、組合員を増やし、元気に長生きをして活動していくことを誓い散会しました。
(井関)
2013年9・15全国高齢・退職者集会が日比谷公会堂で台風接近の中開催されました。退職者連合会長阿部保吉の挨拶の後民主党・社会民主党からの挨拶の後、福島・石川の退職者ボランティアの取り組み等が紹介されました。集会後はデモの予定でしたが台風の関係で中止となり、NHKテレビで有名な体操の方と健康体操を会場で行い、散会しました。
(井関)


2013年9・14地公三単産・地公退職者集会に参加して
台風が近づくなか、地公三単産(自治労(都市交通が合流)・日教組・全水道)と地方公務員退職者協議会による集会が、昨年は、民主党政権そして今年は自・公政権と大きく様変わりした政治状況の中、日本教育会館ホールにて710名の参加のもと開かれました。退職者連合会長阿部保吉、神本みえ子、福島端穂各氏の挨拶の後、基調報告・地公退報告が承認されました。その中で耳に残ったフレーズをあげておきます。平和なくして福祉なし、世代対立を乗り越えて、経済優先・福祉の切捨て、福島復活をめざすオリンピック、安心信頼の社会制度の確立を、など。その後、前泊博盛さんの記念講演「阿部政権と憲法・安保・地位協定」−沖縄からみた日本の民主主義−が行われました。沖縄国際大学のゼミで一年かけた講義を、一時間半にまとめたものでした。現在の阿部政権への対立軸を作れなかった責任は、私たちにあるという言葉に始まり、法務局長の人事、秘密保護法、集団的自衛権、麻生発言を踏襲するかのような現憲法下での解釈憲法改定が成されようとしているときにあって、興味深い内容でした。最後は「米軍基地」と「原発」問題の共通点・なぜ沖縄に基地が集中しているのかでした。(詳細は「沖縄と米軍基地」角川新書にあります。)(井関)

日退教第42回定期総会
     日退教は参院選で神本さんを支援

 2013年6月14()午前11時から日本教育会館で、98名の代議員が集まり標記総会が開催された。シニア運動からは藤見、三橋が代議員として参加、広報担当として山際が参加した。来賓の挨拶に続いて、2012年度経過報告と決算報告があり、昼食休憩に入った。午後1時30分より2013年度活動方針とスローガンそして一般会計予算が提案され、質疑・討論が行われて全会一致で採択された。今後2年間の日退教役員が推薦され、西澤清会長、竹田邦明事務局長の新体制が承認され、3時30分に終了した。

 7月4日()公示、21() 投票予定の院選に向けて、日退教も日教組も危機意識を持って臨む決意表明が相次いだ。安倍政権の安定多数を許すことになれば、民主教育がつぶされ、「教え子を再び戦場に送るな」という日教組のスローガンが有名無実のものになりかねない。比例区で立候補する神本みえ子氏は来賓の挨拶の中で、得票数によっては当選が難しいと、日教組運動の原点に立ち帰った支持を訴えていた。 (三橋) 
                           

                                          挨拶している神本さん
                                                                                                                                                                                                                

日退教第40回定期総会
     脱原発社会を目指す方針決定

2011年6月9日()午前11時から午後4時まで日本教育会館で、全国から103人の代議員を集め定期総会が開かれた。神高教シニア運動から地代所さんと三橋が代議員として参加した。現職組合の定期大会の様な活発な議論が交わされた。

 東日本大震災でお亡くなりになった方々への黙祷の後開会され、会長挨拶、来賓挨拶が行われ、2010年度経過報告が竹田事務局次長から報告された。会計報告・監査報告の後、昼食休憩をはさんで質疑・討論が行われた。被災地岩手高から独自カンパに取り組み500万円を子どもたちのために役立てたとの報告があった。宮城からは362名の子どもが死亡したが、74名もの子どもが死亡した石巻市の小学校で避難マニュアルがなかった問題点が指摘され、避難先の学校の情況を踏まえて現職組合と一緒に政策要求を出したとの報告があった。沖縄からは沖縄3行動のカンパの御礼と普天間基地を県外海外へ移転させる運動に取り組む決意が述べられた。

 2011年度活動方針・スローガン案が西澤事務局長から提案された。今年は3・11大震災に関する異例の情勢と課題が加えられて脱原発社会を目指す取り組みが提起された。一般会計予算案とともに質疑・討論が行われ、福島から20年前に予想された原発爆発事故の対策を東電がとらなかったために今回の事故を招いた怒りと、予算不足のため福島県は不足する教員の採用をゼロとし、福島市は子どものためのエアコンも設置できない状況が報告された。その他北海道からはカンパへの感謝と道教委による政治活動を理由とした北教組への弾圧に対して反対運動に取り組み、道教委は処分できず道民による「密告」も1件も上がっていないと報告された。大阪は府教委トップも首をかしげる君が代起立斉唱条例を橋下知事と維新の会が府議会で議決したことに対して闘うとの報告があった。スローガンに「教え子を再び戦場に送るな」が加えられ、一括採決で承認された。新役員の承認、原発と普天間に関する特別決議、総会宣言が提案・採択された。  (三橋 正俊) 

日退教関東地区
第33回 定期総会開催   

2011年6月3日()午後1時からラポール日教済で標記の定期総会が開催され、神高教シニア運動から中野渡さん、平瀬さんと共に三橋が参加した。関東地区8都県(9都県のうち栃木県が欠席)の県退教・高退教から30人を超える参加者が集まった。

 開会に先立って、今年度幹事県となる山梨県退教の司会で、東日本大震災でお亡くなりになった方々へ黙祷が捧げられた。関東地区代表のあいさつでは、民主党は「国民の生活が第一」の政策を忘れているのではないかとの危惧が表明された。日退教代表のあいさつでは西澤日退教事務局長が、3・11後を踏まえ子どもたちの未来を考えて私たちは正しい知識を伝えていかなければならないと訴えられた。そして日退教としても脱原発の方針を掲げ、政府にわれわれの要求を突きつけていく必要があると表明された。

 議事に入り、2010年度経過報告と一般会計報告および監査報告が、昨年度幹事だった東京高退教・都退教から報告され了承された。2011年度役員選出と関東地区代表推薦の議事が、山梨県退教から提案されこれも了承された。次いで2011年度活動方針案が提案された。浜岡原発の危険性、3・11当日の帰宅困難者のために都立小・中学校が開放された様子、福島原発の事故は津波によるものではなく地震によるものであること、電源喪失の原因も送電鉄塔の倒壊によるものであることなど多数の意見が出され、原案が承認された。続いて2011年度予算案およびスローガンが提案され承認された。

 群馬県退教から組織の高齢化問題が提起され、埼玉県退教からは介護保険制度の各自治体の保険料格差の問題と「つくる会」系2社の教科書採択問題への対応について提案があり、共に意見交換がされ了承された。来年度の幹事は静岡県退教であることも確認され、最後に「東日本大震災で被災された方々への支援を行う決議」が採択され、午後3時半にはすべての議事が終了した。   (三橋 正俊)

沖縄と連帯する日退教 沖縄交流団に参加して
日本退職教職員協議会の主催で標記の沖縄交流集団の行動が、10.12.9〜11の3日間実施された。
日本退職教職員協議会として初めて企画されたそうです。参加者は、60年安保闘争を経験した方が中心のようでした。みなさん退職してからも現役の方と共に平和闘争を闘いたいという方のようであった。
日程は、第1日日全体集会、2日目は沖縄県内基地めぐり、3日日は総括集会でした。
基地めぐりは、普天間基地から嘉手納基地まで耳を劈く轟音の中飛び立つ戦闘機・戦闘ヘリなどを見、その下の生活の厳しさを実感した。また、沖縄国際大学への戦闘ヘリの墜落後を見、その時の米軍の振る舞いなどを聞き、激しい怒りを感じた。そればかりでなく日常的に地位協定の理不尽さが発生しており、私的な交通事故の責任すら追及されず、賠償金も日本政府が支払っているなど到底納得できない事態となっている。同じ米軍が駐留する西欧・韓国などでは考えられないことと思う。
現地で闘う方から種々の説明を受けて、普天間基地の撤去、辺野古への移設・新基地建設阻止をどうしても勝ち取らなくてはならないと思いました。普天間基地の撤去の必要性は、一望すれば一目瞭然で“危険”の一言につきます。
沖縄大学に戦闘ヘリが墜落した時の日本の主権を無視した米軍の対応を聞くにつけても無条件の一目も早い撤去こそ当然の措置と思います。又辺野古への移設は、新基地の建設でありジュゴンの海を埋め立てることや米軍がグアムに拠点を移すことから言っても必要のないものと話されました。基本的に日本の安全保障をどう考えるのかの問題でもあります。武力ある国家に対して素手で主張を通すために、どのようなことが必要なのか、その検討と具体策がなければ憲法第9条は、絵に描いたもちに終わってしまう。
帰りに首里城を見学した。ここは琉球であって歴史的には、日本とは違う国であったとの感を深くした。歴史的経緯もあり今日日本となっているが、これまでの経緯を十分認識して事に当たることが重要だと感じた。
退職教職員は、これまで生徒に組合員に対していろいろな話をしてきた。その話に責任を持つこと、持とうとして努力することが大切と思う。その意味で沖縄への反戦・平和の取り組みがますます盛んになることを願ってやまない。 (山際正道)

第39回日退教定期総会
2010年6月10日、ちょうど菅新内閣が発足した翌々日に第39回日退教定期総会が開催され、地代所氏とともに参加しました(神高教シニア運動の代議員数は2名)。昨年の8月30日の総選挙での政権交代後の初の総会でした。
そのため、この一年間は私たちの声を国政に反映できる機会ということで様々な運動を続けてきた各県からの報告がありましたが、普天間基地での鳩山内閣の対応には厳しい意見が多数出されました。
 運動方針を原案通り可決した後、「『辺野古周辺への新基地建設』を内容とする日米共同声明と閣議決定に抗議し撤回を求める」特別決議を採択し、7月に予定されている参議院選挙で「なたにや」勝利・日政連候補全員当選を勝ち取るといった内容を含めた総会宣言を全員で確認して終了しました。       (中野渡 強志)

日退教関東地区第32回定期総会
 2010年5月26日にラポール日教済で、標記の定期総会が開催され、神高教シニア運動から中野渡、藤見両氏と共に参加しました。全体では30人ほどの参加者であった。
関東9都県の日教組教職員退職者の会が加盟していて、正式名称は日退教関東地区連絡協議会といい、毎年幹事県が順に交替する。昨年度の千葉県退教・高退教に代わって今年度は東京都退教・高退教が幹事となり開かれました(なお、神奈川は6年後に幹事となる予定です)。
 新代表の挨拶の後に、来賓として日退教事務局次長の竹田邦明氏が挨拶しました。
 昨年度の経過報告と決算報告、今年度の運動方針と予算案が提案され、可決されました。後期高齢者医療制度の改革の行方を注視していかなければならない、納税・年金・医療の住基カードについても個人情報保護の観点で見守る必要があるなどの意見が出されました。そして、憲法改悪・教育制度改悪阻止など6項目のスローガンが了承されました。
さらに内閣総理大臣宛に朝鮮高級学校にも「高校無償化」適用を求める要請書と米軍普天問基地飛行場の国外・県外移設を求める要請書が採択されました。終了後懇親会が催されましたが、あいにくの荒天で足早に会場をあとにする県もあり、予定より30分ほど
早<お開きとなりました。      (三橋 正俊)

09全国高齢者集会
2009年9月15日日比谷公会堂において、全国から約2,200名の参加で開催された。
日退教からは約90名の参加者であった。冒頭、主催者を代表として退職者連合眞柄栄吉会長の挨拶、つづいて共催である連合の高木剛会長からの挨拶、来賓として民主党から渡部恒三最高顧問、社民党から福島瑞穂党首からの挨拶があった。いずれも総選挙勝利のお礼と、これからの新内閣が取り組む決意が述べられた。
この後、安部安吉退職者連合事務局長からの基調報告につづいて、今年度は「意思表明」として岩手県退職者、NTT退職者会、宮崎県退職者会といった地方の退職者会等からの取り組みと決意が述べられた。
最後に「年金、医療、介護等社会福祉を大切にし、充実した社会保障制度のもと、高齢者が安心して暮らせる日本、若者が未来に希望が持てる日本、戦争をしない日本、世界平和に貢献する日本、そんな21世紀の日本を目指し、私たちの運動を前進させる」といった「集会アピール」で一部が終了、二部は望月清美さんによるソプラノ独唱と歌唱指導、さらに全員合唱があり終了、そして日比谷公園から銀座、外濠通り、有楽町・西銀座を経て東京駅手前鍛冶橋までシュプレヒコールで訴えながらのデモ行進で終了した。(中野渡)

地公四単産・地公退高齢者集会
2009年9月14日日本教育会館ホールで表記の集会があった。
地公四単産(自治労、日教組、都市交、全水道)と地方公務員退職者協議会の主催だが、参加者は日退教や自治退などに加盟している退職者の人達で、神高教シニアからも2名参加した。
主催者側の挨拶は安部卓弥都市交通委員長、地公退真柄栄吉会長、来賓挨拶として民主党大河原雅子参議院議員、社民党党首福島瑞穂参議院議員からあったが、特に来賓挨拶は総選挙勝利後の高揚した口ぶりが感じられそれは会場全体を覆う雰囲気であった。
集会は、年金・医療・介護・福祉少子化対策、税制・平和問題などの諸課題について地公の現役と退職者が連携して運動を推進する意思統一を確認する場となった。なかでも「高齢者医療制度」の廃止が強く訴えられ、政権交代によりそれがいよいよ実現される見通しがついたことの希望が参加者の共通の心持になった感じが広がった。
ただ、安易な気持ちでは許されず、現退一致でねばり強い要求を貫徹する取り組みが求められるという川端邦彦地公退事務局長の報告が気を引き締めた。
集会の後半、「年越し派遣村」で村長を努めたNPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長湯浅誠氏の「貧困と格差社会の変革」と題する講演があり、今の社会は滑り台社会でセーフティネットの機能不全による貧困の固定化が進んでいるという話があり、現状変革が政権交代による政治に託されるのではないか気持ちにさせられた。
最後に集会参加の感想として高齢者集会銘打たなくとも元気な退職者集会とすれば良いと思った。(藤見)


日退教関東地区組織活動交流会
2009年9月25日ラポール日教済を会場に交流会があり、神高教シニア運動から3名が参加した。
関東地区の8都県からの退職教職員協議会からの活動報告が行われた。
神奈川を除く各都県の組織は会費制の任意加入で2008年度の新規加入者は0〜3名程度とかなり少なくなっている。シニア運動の新規加入者は207名だったことを考えると、神奈川の組織の特徴が浮かんでくる。若年退職者があまり参加しない、退職者名簿が入手しにくいなど様々な事情を抱え、役員の高齢化も目立っているという。
しかしながら広報誌の発行にとどまらず、学習会、文化祭、研修旅行など多彩な活動を行っている。
茨城県退教の報告は、9つある支部のうちもっとも活発な活動をしている県北支部からのもので「金山百体観音と趣味の作品展」と題するものだった。日立市を臨む助川山の石仏群周辺の草刈を年2回16年間にわたって続けているという。また、写真、古文書、陶芸、囲碁、ゴルフなどの同好会も長年続けて活動している。
神高教シニア運動は現役組合の組織活動支援を主な目的として発足したが、4年目を迎え更に活動の幅を広げようと、今年度は再任用・非常勤や介護など身近な問題を取り上げ、「交流会」を開催しようと考えています。(三橋



シニア運動から執行部に次のような要望書を提出しました。
                                                       2009年9月12日
神奈川県高等学校教職員組合

執行委員長  園部  守 様
                       神奈川県高等学校教職員組合シニア運動

                          代 表   地 代 所 達 也


             退職時および再任用に関する要望

1.神高教退職説明会に前年度退職者の体験が生かされるようにする。

  (10月1日に意向調書を提出し3月末に退職辞令が出るまでどのような手順があるのか前年退職者から教えてもらいたい)


2.意向調書に再任用希望有無以外に備考欄に非常勤希望についても記述するようにする。
  合わせて「神高教非常勤雇用リスト」に掲載すること。

  (非常勤希望者には退職年度の「神高教非常勤雇用リスト」に間に合わせて欲しい)


3.再任用の持ち時間についてはガイドラインを堅持させること。

  (県教委の説明文書には勤務の例として授業時数の目安が掲載されているが職場によっては大幅に越えている実態がある)


4.再任用者の特勤手当の不合理を是正すること。

  (日額特殊勤務手当が「1週間のうち割り振られた勤務時間の最も長い日の勤務時間」で割り振られるため5日勤務の19時間15分任用者は正規職員の半額になってしまう)